【監視入門】とりあえず使ってみるPrometheus

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はじめに

本記事では、Promethesについてざっくり解説して、実際に簡単な監視をしてみたいと思います。

実際に試す際は、ローカルにDocker Composeで構築します。

Prometheusとは

Prometheusとは、メトリクスに基づいた監視とアラートができるツールキットです。

メトリクスとは、特定の対象を測定した数値です。(メモリの使用率とか)

Prometheusはメトリクス管理ソリューションとして広く使用されており、Kubernetesとも組み合わせて利用されます。

Prometheus - Monitoring system & time series database
An open-source monitoring system with a dimensional data model, flexible query language, efficient time series database and modern alerting approach.

特徴

Prometheusには以下のような特徴があります。

  • メトリクスとキー/バリューの組み合わせで識別する時系列データ(多次元データモデル)
  • PromQLというクエリ言語でデータ抽出
  • 分散ストレージに依存しない
  • HTTPによるPull型の監視
  • ゲートウェイを中継した時系列データのPush
  • サービスディスカバリもしくは設定による監視対象の取得
  • グラフ化やダッシュボードの作成
  • メトリクス形式がさまざまなツールやサービスからサポートされている

グラフ化の部分はGrafanaなどが使われたりします。

アーキテクチャ

Prometheusはいくつかのコンポーネントから構成されています。


Prometheusのドキュメントより

Alertmanagerでアラートを出したり、exporterを利用してPrometheus形式のメトリクスを出力したりします。

exporterはさまざまな種類のものがあります。

Exporters and integrations | Prometheus
An open-source monitoring system with a dimensional data model, flexible query language, efficient time series database and modern alerting approach.

Docker Composeで試す

Docker Composeを使ってローカルで動かしてみます。

Prometheusの設定ファイル

まずはPrometheusの設定ファイルを作成します。

今回監視するのは、Prometheus自身とnode-exporterのコンテナになります。

設定ファイルprometheus.ymlは以下の通りです。

global:
  scrape_interval: 15s # デフォルトの監視対象にpullする間隔
  external_labels: # 外部と通信するときのラベル
    monitor: 'codelab-monitor'
scrape_configs: # 監視対象ごとの設定
  - job_name: 'prometheus' # Prometheus自身の監視
    scrape_interval: 5s # デフォルトの間隔を上書き
    static_configs:
      - targets: ['localhost:9090']
  - job_name: 'node-exporter'
    static_configs:
      - targets: ['<PCのIPアドレス>:9100']

node-exporterのIPアドレスはローカルPCのIPアドレスになるので、ifconfigなどでIPアドレスを調べて追記してください。PrometheusからみるとlocalhostはPrometheus自身になるので、node-exporterのIPアドレスをlocalhostにすると通信できないので注意してください。

docker-compose.yml

Prometheusとnode-exporterのコンテナをDocker Composeで構築します。

docker-compose.ymlは以下の通りです。

version: '3'
services:
  prometheus:
    image: prom/prometheus
    volumes:
      - ./prometheus.yml:/etc/prometheus/prometheus.yml
    ports:
      - '9090:9090'
  node-exporter:
    image: quay.io/prometheus/node-exporter
    ports:
      - 9100:9100
    volumes:
      - ./proc:/host/proc
      - ./sys:/host/sys
      - ./rootfs:/rootfs

Docker Composeの実行

Docker Composeでコンテナを起動させます。

docker-compose up -d

http://localhost:9090/graphにアクセスするとPrometheusのWeb UIが確認できます。

メトリクスの確認

Prometheusからメトリクを確認してみます。

PromQLというPrometheusのデータを取得・集約するクエリ言語を使用します。

Querying basics | Prometheus
An open-source monitoring system with a dimensional data model, flexible query language, efficient time series database and modern alerting approach.

まずはnode-exporterからCPUの使用時間を見てみます。

rate(node_cpu_seconds_total{mode="system"}[1m])

次にネットワークのトラフィックを見てみます。

rate(node_network_receive_bytes_total[1m])

まとめ

  • Prometheusはメトリクス管理ツール
  • exporterでメトリクスを取得

参考

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