Prometheus Certified Associate (PCA) 受験体験記
はじめに
Prometheus Certified Associate (PCA)に合格することができたので、合格までの体験記としてまとめたいと思います。
PCAはまだ新しく情報が少ないので、何か参考になれば幸いです。
Prometheus Certified Associate (PCA) とは
Prometheus Certified Associate (PCA)は、Linux FoundationによるPrometheusに関する資格です。
Prometheus 認定アソシエイト (PCA) | Linux Foundation 教育
Prometheus Certified Associate (PCA) 試験は、可観測性に関するエンジニアの基礎知識と Prometheus を使用するスキルを実証します。
特徴
試験形式
: 選択式試験時間
: 90分出題数
: 60問合格ライン
: 75%有効期間
: 3年受験料
: $250受験形式
: オンライン言語
: 英語
一度落ちてしまっても1回までは再受験が可能です。
試験範囲
試験範囲は下記の通りです。(公式より)
- 可観測性の概念 18%
- 指標
- ログとイベントを理解する
- トレースとスパン
- プッシュvsプル
- サービスディスカバリ
- SLO、SLA、およびSLIの基本
- Prometheus基礎 20%
- システムアーキテクチャー
- 構成とスクレイピング
- プロメテウスの制限を理解する
- データモデルとラベル
- 解説形式
- PromQL 28%
- データの選択
- 料金とデリバティブ
- 時間の経過とともに集計
- ディメンション全体の集計
- 二項演算子
- ヒストグラム
- タイムスタンプメトリック
- Instrumentation と Exporter 16%
- クライアントライブラリ
- 計装
- 輸出業者
- メトリックの構造化と命名
- アラートとダッシュボード 18%
- ダッシュボードの基本
- アラートルールの構成
- Alertmanagerを理解して使用する
- アラートの基本(いつ、何を、なぜ)
メトリクス名のベストプラクティスや、Grafana/Pushgatewayを答える問題などが出題されます。
受験方法
受験方法はオンライン形式になります。
受験する場所はプライベートな空間である必要があるため、私の場合は自宅では受験が難しく、下記のレンタルスペースで受験しました。
https://www.instabase.jp/
細かい受験場所の条件は下記に載っています。
T&C DOCS (Candidate Facing Resources)
試験開始まで
当日の試験開始までの手順は下記のようになります。30分前から試験ページに入ることができます。
- 身分証の撮影
- 自身の撮影
- 試験官の割り当て待ち
- 周囲やテーブルの撮影
- 受験中の注意点などの確認
- 試験開始
言語は英語なので、試験官とのやりとりも英語です。ただ、やりとりはチャットのみで、主に試験についてのアナウンスや周囲の確認がメインになるので、英語が読めれば問題ないと思います。
身分証明書はローマ字で名前が書かれているパスポートがスムーズかと思います。
勉強方法
まだ資格として新しく、PCAに特化したような教材はなかったので下記の本をメインで勉強しました。
また、上記の本は少し古いため、英語が読めるのであれば下記の新しい方がいいかもしれません。
また、Udemyのコースも試しました。
unknown link結果として、Prometheusの本をしっかり理解できていれば合格できるのかなと思いました。
出題イメージ
いくつか出てくる問題のイメージを紹介したいと思います。(実際に出てきた問題とは異なります)
バッチジョブのメトリクスをスクレイプするためのコンポーネントは何か
ベストプラクティスにそっているメトリクス名はどれか
derivはどのメトリクスタイプで使われるか
メタモニタリングとは何か
内容は全て英語でしたが、問題はシンプルだったので、ある程度読めるようであれば回答可能だと思います。
参考
- Prometheus Certified Associate(PCA)Exam Linux Foundation
- Frequently Asked Questions: PCA - T&C DOCS (Candidate Facing Resources)
- curriculum/PCA_Curriculum.pdf at master · cncf/curriculum