Prometheusのメトリックタイプ
はじめに
Prometheusで扱われるメトリックタイプについて、ざっくりまとめます。
Prometheusのメトリックタイプ
Metric Typesは、Prometheusで利用できるメトリックの種類になります。
下記の4つがあります。
- Counter
- Gauge
- Histogram
- Summary
公式ドキュメントでは、現状クライアントライブラリとWireプロトコルでしか使われていないが、将来的に変更になる可能性があると記載されています。
The Prometheus client libraries offer four core metric types. These are currently only differentiated in the client libraries (to enable APIs tailored to the usage of the specific types) and in the wire protocol. The Prometheus server does not yet make use of the type information and flattens all data into untyped time series. This may change in the future.
Prometheusのクライアントライブラリでは、4つのコアメトリックタイプが提供されています。これらは現在、クライアントライブラリ(特定のタイプの使用に合わせたAPIを可能にするため)とwireプロトコルで区別されているだけです。Prometheusサーバはまだメトリックタイプを利用しておらず、すべてのデータを型付けされていない時系列に平坦化します。これは将来的に変更される可能性があります。
Counter
Counterは、増えていくだけの値を表すメトリックです。
例えば、リクエストの数やエラーの数になります。
Gauge
Gaugeは、増えたり減ったりする値を表すメトリックです。
例えば、メモリの使用量などになります。
Histogram
Histogramは、観測したい値を任意のまとまりでカウントするメトリックです。観測する値の範囲や分布がわかっている場合に使われます。
例えば、リクエストにかかった時間やリクエストのサイズなどになります。
Summary
Summaryは、ヒストグラムに似ていますが、分位数が欲しい場合に使われます。
例えば、リクエストにかかった時間やリクエストのサイズなどになります。
Histograms and summaries | Prometheus
An open-source monitoring system with a dimensional data model, flexible query language, efficient time series database and modern alerting approach.