【Powerlevel10k】Transient promptの設定をしてみる

2023.09.17

2024.03.24

開発環境

zsh

はじめに

Powerlevel10k で Trasient prompt の設定をしていきたいと思います。

unknown link

Powerlevel10k の基本的な設定に関しては下記を参考にしてください。

unknown link

設定内容

設定した後のイメージは下記のようになります。

ポイントとしては、

実行したコマンドと結果がシンプルになる
コマンドと結果ごとに改行が入る
実行した時間が表示される

になります。

Transient prompt

Transient prompt は、実行したコマンドと結果をシンプルに表示してくれる Powerlevel10k のプロンプトの設定です。

unknown link

下記のように.p10k.zshのPOWERLEVEL9K_TRANSIENT_PROMPTの設定をalwaysかsame-dirに変えることで有効にできます。

1  typeset -g POWERLEVEL9K_TRANSIENT_PROMPT=always

コマンドごとに改行を入れる

デフォルトの Transient prompt だと少し見にくく感じるので、コマンドと結果ごとに改行を入れるようにします。

まず、先ほど.p10k.zshで設定したPOWERLEVEL9K_TRANSIENT_PROMPTをoffに戻します。

1  typeset -g POWERLEVEL9K_TRANSIENT_PROMPT=off

次に、POWERLEVEL9K_PROMPT_ADD_NEWLINEをtrueに設定していない場合は設定します。

1  typeset -g POWERLEVEL9K_PROMPT_ADD_NEWLINE=true

同じ.p10k.zshで、下記の関数を追加します。

1function p10k-on-pre-prompt() { p10k display '1'=show }
2function p10k-on-post-prompt() { p10k display '1'=hide }

これで、コマンドと結果ごとに改行を入れることができました。

実行した時間を残す

ついでに、過去のコマンドの実行した時間も残したいと思います。

プロンプトの左側に時間を表示したいので、左側のプロンプトの要素にtimeを追加します。

1
2  # The list of segments shown on the left. Fill it with the most important segments.
3  typeset -g POWERLEVEL9K_LEFT_PROMPT_ELEMENTS=(
4    # =========================[ Line #1 ]=========================
5    os_icon                 # os identifier
6    dir                     # current directory
7    vcs                     # git status
8    kubecontext             # current kubernetes context (https://kubernetes.io/)
9    # =========================[ Line #2 ]=========================
10    newline                 # \n
11    time                    # 追加
12    prompt_char             # prompt symbol
13  )

先ほど、追加したp10k-on-pre-promptとp10k-on-post-promptの関数の下記の通り更新します。

1function p10k-on-pre-prompt() { p10k display '1'=show '2/left/time'=hide }
2function p10k-on-post-prompt() { p10k display '1'=hide '2/left/time'=show }