【個人的】ITエンジニアが2023年読んでよかった本5選
はじめに
2023 年に読んだ本の中から、特に印象に残っているよかった本を 5 つ紹介したいと思います。
紹介するのは下記の 5 冊になります。
詳解システム・パフォーマンス
まずは、「詳解システム・パフォーマンス」です。
こちらの本は 900 ページぐらいあるかなり分厚い本になっていますが、パフォーマンスに関することが網羅的に学ぶことができます。
パフォーマンスに関する基本的な用語の説明から、メソドロジ、ツール(コマンド)の紹介、CPU、メモリ、ディスクなどの側面からのパフォーマンスに関する分析方法など様々なことを学ぶことができます。また、eBPF やクラウド環境でのパフォーマンス分析などにも触れられています。
これからも何度も読み返すことになる 1 冊かなと感じました。
システム設計の面接試験
次は、「システム設計の面接試験」です。
タイトルだけ見ると、面接対策の本のように見えますが、システム設計に関して学ぶことができる本になっています。
基本的な Web アプリケーションから様々なパターンの設計を学ぶことができ、こういったいろんなパターンの設計について知りたい人にとってぴったりな本かと思います。図も多く掲載されており、読みやすかったです。
世界一流エンジニアの思考法
次は、「世界一流エンジニアの思考法」です。
こちらは、著者の方の周りにいた優秀なエンジニアがどんなことを考えて、普段仕事に取り組んでいるかを紹介してくれる本になっています。
障害調査の時に、「事実を見つける」->「仮説を立てる」->「検証」を繰り返し、思いつきで手を動かすようにしないという部分は、自分がまさに思いつきで手を動かしがちだったため、かなり刺さる部分でした。他にも、1 つのことで 2 時間以上ブロックされたら、誰かに相談して、別のことに取り組んでみるなど、日々の業務で参考になることが多かったです。
Networking and Kubernetes
次は、「Networking and Kubernetes」です。
Linux のネットワークの基礎から、コンテナ、Kubernetes でのネットワークの仕組みを学ぶことができ、普段 Kubernetes を使っていて、あまりしっかり理解していなかった Kubernetes のネットワーク部分を理解できた 1 冊でした。
ただ、こちらは訳書がないため、英語で読む必要があります。
マスタリング TCP/IP(入門編)
最後は、「マスタリング TCP/IP(入門編)」になります。
もはや紹介する必要もないほど有名な本かと思いますが、今更ながら読みました。
勝手に堅苦しい説明の本かと思っていたのですが、思っていた以上にわかりやすい例を用いた説明が多く、読みやすく、わかりやすかったです。
2024 年読みたい本
ここからはおまけで、来年読みたい本をいくつか紹介したいと思います。
入門 eBPF
まずは、「入門 eBPF」です。
eBPF について、まだまだ全然理解できていないので、こちらの本で基礎から理解したいと思っています。
コンピュータネットワーク
次は、「コンピュータネットワーク」です。
こちらは、ネットワークに関する名著になってます。かなり分厚い本ですが、時間をかけて読みたいです。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎
次は、「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」です。
こちらはタイトルだけで気になっている本ですが、アーキテクチャについて知りたいため読もうと思っています。
System Design Interview - An Insider's Guide: Volume 2
次は、「System Design Interview - An Insider's Guide: Volume 2」です。
こちらは、「システム設計の面接試験」の原著の volume2 になっています。